暮らすように旅するオーストラリア・パース#3 オーストラリアのカフェ文化に触れる

オーストラリア

オーストラリアで連想するのはコアラやカンガルーといった動物というのは、もはやひと昔前のステレオタイプかもしれない。実際、今回の旅ではその動物たちに会いにいくプランは全く含まておらず。

それよりも、オーストラリアと言えば、いまやフラットホワイトに代表されるようなカフェ文化。暮らすように旅する中で、フラットホワイトを飲みながら、そのカフェ文化に触れる。

朝の始まりはゆっくりとカフェで

カフェでおしゃべりに花を咲かせる人々

朝、オーストラリアの街を歩いているとコーヒーカップやマイボトルを手に職場に向かう人たちを多く目にする。1日のスタートにコーヒーは欠かせない存在のようだ。

いつもは午前中の仕事の眠気覚ましとして口にするコーヒー。しかし、旅の間は、地元のカフェでゆっくりと朝を迎えながら、1杯のフラットホワイトを味わう。

カフェを行き交う人たちを観察していると、朝というのに、慌ただしさを全く感じさせない。一般的な始業時間であろう午前9時を過ぎても、職場の同僚たちとマイボトルを手にカフェにやってきて、飲み物ができるまで、おしゃべりに花を咲かせている。

朝の1分1秒を争う中で、スタッフが寸分の無駄のない動きでモーニングセットを提供する日本の大手カフェチェーンの雰囲気とは別世界。この時間の流れ方の差は一体どこからくるのだろうか?

注文したドリンクが出来上がるまで5分10分と時間がかかっても、その注文の進捗状況を尋ねる客は誰一人としていない。このような環境ならば、カフェのスタッフも働きやすいだろうと想像を巡らす。

もちろんオーストラリアのビジネス街の中心地のカフェは別なのかもしれないが、少なくとも今回の旅で朝に訪れたカフェでは、ゆったりとした時間が流れる別世界だった。

コーヒーは意外とリーズナブル?

オージーに欠かせないカフェ文化。しかし、肝心要のコーヒーの値段が高ければ、いくら最低賃金が日本よりも高いオーストラリアとはいえども、これほど文化としてコーヒーが定着しないだろう。

今回の旅ではパースやフリーマントルなどのいくつかのカフェを巡ったが、フラットホワイトの値段は6.5-7オーストラリアドル(=約715-765円) オーストラリアの最低賃金の時給約3,000円との相関性でみれば、地元の人にとってみれば、コーヒーは案外リーズナブルなのかもしれない。

オーストラリアのカフェで特徴的なのが、フラットホワイトがメニューの上位に表示されているところ。他の国では、フラットホワイトを探し当てるのが困難な場合もあるが、さすがは、フラットホワイト発祥の地、オーストラリア。

そのフラットホワイトに欠かせない牛乳。オーツミルクやアーモンドミルクといった代替えミルクもほとんどのカフェで注文が可能。世界各国からの移民で形成されるオーストラリアは、食習慣のバックグラウンドが多様なため、牛乳1つとっても、その多様性に対応できるようになっている。

しかし、カフェによっては代替えミルクは1オーストラリアドルほどの追加料金が加算されることがある。

旅のベストカフェ

パース ボタニカルカフェ

カフェ文化が根付くオーストラリア。正直なところ、群を抜いてレベルの高いカフェという存在は、旅の間、遭遇することができなかった。むしろ、カフェ全体のレベルが高い印象。

甲乙つけがたい中で、旅行中に一番のお気に入りとなったのは、パースのボタニカルカフェ。パース中心部から徒歩でも迎える Kings Park & Botanic Garden 内のカフェ。植物園内のフードコートのような空間ではなく、フードメニューも充実したレストランに近い雰囲気。

フラットホワイトの味わいもさることながら、何と言ってもそのロケーションが最大の魅力。カフェに到着するまでには、植物園に咲き誇る色とりどりの花を楽しみながら、カフェからはパース中心部のビル群のパノラマが広がる絶景。

地元の人にも人気のカフェで、週末の午前中は朝から多くの人で賑わう盛況ぶり。エスプレッソの味わいを感じながらフラットホワイトを飲み干す。味わい深い一杯と、パノラマビューを楽しませてくれた今回の旅のベストカフェ。

オーストラリアへの旅では、地元のカフェ文化に触れながら過ごす時間は外せない。

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