職場の同僚が次々と夏休み休暇に入り、オフィスが閑散とするなか、8月に入り、ようやく休暇を迎える。ヨーロッパ出身の同僚たちは、別の東南アジアの国への旅行を楽しんだり、家族訪問のために本国に帰国したりしている。
東南アジアの主要なスポットはすでに訪れた上、日本にも数カ月前に帰国したばかり。旅先の絞り込みからのプランニングが始まる。
雨季のマニラ、アジアからの逃避
2026年8月、フィリピンのカレンダーでは、21日がニノイ・アキノの日、31日が英雄の日となり、それぞれが祝日。つまり、24日から28日の5日間の休暇を申請すれば、前後の2回の3連休を含め、11日間の休暇となる。
日程が決まれば、次は行き先。どこに向かおうか?数カ月に及ぶマニラの雨季には正直うんざりしていた。
近隣の東南アジアも似たような気候であれば、旅もそれほど楽しめそうにない。そんな中、白羽の矢が立ったのがオーストラリア。
まず、第一に、アジアから脱出して、オセアニアの雰囲気が味わえる。とは言え、南半球のオーストラリアの8月は冬。東海岸のシドニーや南東部のメルボルンは、気温も低く、雨も多いような印象。寒いのは苦手な上、旅行中に雨ばかりでは気分が沈むので、一瞬、選択肢から外れそうになる。
しかし、西海岸、パースに目を向けてみると、地中海性気候に区分されている。1年を通して8月は雨の多いシーズンではあるが、激しい雨が一時的に降って止み、気温は温暖となっている。雨は致し方ないとして、「地中海性気候」という響きに、パース一択となる。
パースをベースに暮らすように旅する

11日間という日程があれば、20代のバックパッカーの頃だったら、シドニーのオペラハウスを見て、グレートバリアリーフでダイビングで海に潜り、メルボルンでフラットホワイトをたしなみ、ウルルまで足を伸ばすといったような、駆け足の旅を計画していただろう。
当時は、体力も去ることながら、時間の制約、もしかしたらこれが最後の訪問となるかもしれないという強迫観念のようなものから、最大限に旅の機会を活用したいというマインドセットだった。しかし、もはやそのような旅のスタイルは卒業。
2週間以上の滞在期間があれば、旅の計画にも多少、余白を残して、現地に到着後、街の雰囲気やその日の気分で行先を決めることもあるが、今回は11日間、機中泊や移動時間を除くと、実質はオーストラリアでの滞在時間は9泊10日。
パースのほか、フリーマントル、ロットネスト島をゆっくりと巡ることに。主な日程は以下の通り。
Day1‐2 パース
Day3‐4 フリーマントル
Day5 ロットネスト島
Day6‐7 フリーマントル
Day8‐9 パース
訪れたい場所、体験したいことをピックアップ

9泊10日と、短くはないが決して長くはない休暇。全くの白紙で現地に到着後、その日の天候や地元の人のおススメに従って旅程を組み立てていくのも悪くはないが、旅の期間を考慮すれば、全日程の6-7割くらいの予定を埋めて、後は現地での旅のフィーリングに任せるのが賢明と判断。
そこでピックアップした主に訪れたい場所、体験したいリストは次の通り。
- フリーマントルで刑務所を改築したホステルに宿泊
- レンタカーを借りてオーストラリアの広大さをドライブで体感
- ナンバン国立公園のピナクルズ砂漠散策
- ロットネスト島をサイクリングで一周
- 地元のカフェ文化を堪能
- チョコレートショップ巡り
- ネット環境からできるだけ離れて読書
オーストラリア・パースでの休暇、暮らすように旅するシリーズのオーストラリア編をこれからお届けしていく。

