ベネズエラでの駐在生活を終えた時点では、希望するアフリカのとある国への内示が出ていた。しかし、諸般の事情でその仕事がキャンセルになり、途方に暮れることに。
しばらくは、このブログでも紹介したようにヨーロッパでの滞在を楽しんでいたが、いつまでも旅を続けられるわけでもなく、そろそろ次の道を探らなければと思っていた矢先、突然のフィリピン行きが決定し、赴任までのバタバタを紹介する話。
インド旅行のキャンセル
ヨーロッパ旅行を終えて日本に帰国した後は、転職も含めて次の仕事を考え始めていた。その前に、人生で一度は行ってみたいと思っていたインドへ行こうと思い立ち、頃合いを見計らったようにANAの国際線航空券のキャンペーンが実施されていたので、ニューデリー行きのチケットを購入。
仕事もなく、先行きの見通しもない状態だったので、一番安くて、旅程変更もキャンセルもできない航空券を購入。
そんなときに限って、予定を変更しなければならない事態に。結局、購入した航空券での旅には出かけられず、インド旅行はキャンセルの憂き目にあってしまった。
航空券を購入しても、今回のように搭乗できない乗客がいるため、航空会社がオーバーブッキングをする理由が身に染みて分かった。
ビザ申請のために東京往復

内示が届いてから、勤務開始予定日までの期間は約2週間。ビザは勤務先がすべて手配していくれるのかと思いきや、必要書類は準備してくれるものの、申請、受け取りは自力で行わなければならない模様。
日本に滞在している際は、関西を拠点にしていたので、幸い、大阪にフィリピン領事館があり、ビザ発給にも対応。早速メールで問い合わせると、必要書類が準備できた段階で、また連絡すると言われ、しばらく待つも、何の音沙汰もなし。
勤務先に問い合わせると、もう準備はできているはずと言われ、再び領事館に問い合わせるも、確認が取れない事態に。
オチは、勤務先が大阪の領事館ではなく、東京の大使館で手続きするように手配していたこと…。
結局、在東京のフィリピン大使館まで出向く羽目に。事前に、大使館のビザ申請システムから予約を取り、当日を迎える。
ビザ発給後のパスポート返送は出発前日

ビザの申請は月曜日に実施。この時点で、既に勤務先からは3日後の木曜日の航空券が手配され、実質の赴任日が決定した状態。
これまでにアメリカ領事館などでビザを申請した経験があるが、セキュリティチェック、面接の時間の厳守など、ピリピリした雰囲気だったが、それとは比較にならないくらいゆるーい感じのフィリピン大使館。
予約時間より少し早く到着したが、そのまま手続きに通してくれ、窓口へ。
担当してくれた方は、必要書類は揃っているので、ビザは即日発給、翌日には郵送でパスポートを送付できるということだった。郵便事情はコントロールできないので、いつ届くかは不明なのが難点。
木曜日の航空チケットが予約されており、できれば確実に前日の水曜日までにパスポートを受け取りたい旨を伝える。
窓口の職員の方はとても親身に対応してくださり、同日中にビザは発給でき、翌日、大使館でピックアップすることを提案してくれた。
しかし、この日のうちに、大阪へ戻る飛行機のチケットを予約しており、変更が効かないチケット。さらに、明日、再び出直すとなると、この日の宿もまた予約しなければならない。火曜日に確実にビザが発給されたパスポートを受け取るには最適な方法だが、ロジ的に手間。そのうえ、木曜日に出発となると、この日は、すぐに戻って荷造りの最終段階に取り掛かりたいので、火曜日まで東京に滞在して1日をロスしている場合ではない。
郵便事情は予測できないが、水曜日にパスポートを受け取れるように、最善を尽くすと窓口の職員の方は言ってくれ、受付した月曜日の午後のうちにビザを発給し、その日のうちに郵送するという。何かあったら連絡するということで、連絡先の番号を伝えて、大使館を後にする。
月曜日の夕方、大使館の方から連絡があり、パスポートを同封したレターパックを投函したと知らせてくれた。なんという神対応。他の国のビザ手続きで、ここまできちんとフォローアップしてくれるところなどそうそうにないだろう。
正直、あまりわくわくしていなかったフィリピン駐在に対し、少し魅かれ始める。
大使館の職員の方は、最善を尽くしてくださったので、あとは郵便事情。東京から関西方面の郵送期間の目安をチェックし、追跡番号で最新状況を確認する。
あわよくば、火曜日のうちに郵便が届けばという願いは届かず、結局、水曜日になってレターパックでビザのラベルが貼られたパスポートが到着。急いで、勤務先に連絡し、当初の予定通り、翌日の木曜日に出発。
ハラハラドキドキの出発前のビザ手続きを終え、いざフィリピン駐在生活のスタート。

