約2日間、46時間に及ぶ日本からベネズエラまでの移動は、イスタンブールでのトランジットを経て、深夜便にてベネズエラの首都カラカスまで向かう。イスタンブール到着までの道のりと同様、ターキッシュエアラインズの深夜便の搭乗記の話。
気になるカラカスまでの乗客は?
日本からベネズエラまでのフライトは、これまでに以下の2本のブログ記事を紹介してきた。
ついに最終行程は、イスタンブール午前1時50分発、カラカス午前7時35分着の12時間45分のフライト。使用機材はボーイング787-9
出発予定時刻の約1時間前、12時55分に搭乗開始。搭乗口周辺は、椅子の数が少ないせいか、床に座ったり、通路に群がったりする乗客でカオス状態。
カラカスに向かう便に搭乗するのは一体どんな人たちなのだろうか。一見すると、ベネズエラ人と思しきラテン系は半数くらい。スーツ姿の人もいれば、中国人の姿も。
ベネズエラに到着してから外国人とベネズエラ人とで分けられていた入国審査から判断すると、半数近くが外国人の乗客だった。
そのせいなのか、機内のアナウンスはトルコ語と英語のみでスペイン語はなし。
エコノミークラスは2つの通路を挟んで3-3-3の配席。後方のエコノミークラスには空席が目立ったが、気が付いたときには、すでに別の乗客が3席を利用して横になっていたので、席を移動することはできず。
出発直前まで隣り2席が空席だったので、もしや横になって休めるかもしれないという期待も高まったが、出発直前にベネズエラ人カップルが乗り込んで来たので、その期待は打ち砕かれる。なぜかいつも、出発ぎりぎりになって隣の席が埋まることが多い。
深夜便の機内食
飛行機が離陸してから1時間ほど、1回目の機内食のサービス。トルコ時刻では午前3時を回っている。もはや、これが夕食なのか、夜食なのかさえ不明になってくる。
一瞬、機内食をスキップする考えもよぎったが、機内食に定評のあるターキッシュエアラインズ。その上、イスタンブール発の便なので、食さないわけにはいかない。また、満腹感が眠気を誘ってくれるかもしれないと期待してパスタを選択。機内食のパスタは経験上、外れが多いが、ペンネはゆで加減が絶妙。デザートのパンナコッタは滑らかな舌触り。あまり胃に負担をかけない深夜の機内食。
1回目の機内食のサービスが終了してからは、機内の灯りが落ち、お休みモードに。しばらくすると、スナックとしてチョコレートバニラケーキが配られた。
2回目の機内食サービスは着陸まで1時間45分ほどを残した時点で提供された朝食メニュー。
オムレツ、ほうれん草のキッシュ、チーズの盛り合わせにヨーグルト。このキッシュのサクッとした食感は機内食のレベルを超え、食感のみならず味わいも重たさを感じない丁度よい案配。さすがターキッシュエアラインズ!! 美味しく頂き、大満足。
深い眠りには就けず、映画を2本楽しむ深夜便
1回目の機内食のサービスが終了してから、満腹感とともに寝れるだけ寝ようと思ったが、座席がトイレに近かったのが仇となり、目が覚める。
トイレを流す音で起こされたというより、乗客がトイレの中でオーデコロンを使用して、扉を開けた瞬間にその香りがツーンと鼻を突くように襲い掛かってきたので、4時間ほどで睡眠があえなく終了。
仕方なく機内エンターテイメントを楽しもう。あいにくテニスの全仏オープンの中継はすでに終了していたので、映画を観ることに。
1本目は「A Million Miles Away」 メキシコ系移民が宇宙飛行士になる物語。夢を叶えた瞬間に小学校の恩師に再開するシーンには思わず涙してしまった。
南米に向かう便のせいなのか、機内の空調の設定温度が低いため、肌寒い。
毛布にくるまりながら、2本目の映画「The Son」終盤の展開に期待を裏切られ、ハラハラ。
思わぬ形で目を覚まされたが、映画を2本鑑賞することができたので、深夜便の時間の過ごし方としては悪くはない。
46時間の移動がついに終了
飛行機は午前7時10分、カラカスに到着。普段の深夜便はフライトの多くの時間を寝て過ごすのであっという間に過ぎる印象だが、今回はそもそも日本を出発してから約2日、さすがに長く感じるフライトだった。
4,230ANAマイル獲得
今回のターキッシュエアウェイズのTK0223イスタンブール~カラカスのフライトでは、4,230ANAマイルを獲得。マイルでファーストクラスにまた一歩前進。