欧州で過ごす “大人の夏休み” は、割安なソウル発の航空券を予約。ソウル ~ 羽田を経由して、スウェーデンのストックホルムまでの道のり。まずは、ソウル・金浦国際空港から羽田空港までのANAエコノミークラスの搭乗記。
預入荷物のチェックが必須
ソウル発の便に搭乗すべく、別途、アシアナ航空を利用して金浦国際空港に到着。
ANA便の出発までしばし空港ロビーで待機。搭乗するNH868便はソウルを午後７時55分発、羽田には午後10時15分着の２時間20分のフライト。使用機材はボーイング767-300
金浦国際空港から羽田までは１日３便就航しているようで、それぞれの便のチェックイン開始時間がカウンター前に表示されている。
早朝便は出発の1時間40分前、それ以外は出発の2時間30分前からチェックイン手続きがスタートする。
チェックインを済ませたら、預入荷物に問題がないか、カウンター近くのモニターでチェックする必要がある。
近年、モバイルバッテリーの発火事故などが相次いでいる影響からか、預入荷物の点検も厳格化されているようだ。
実際に、預入荷物の中に含めることができないものが入っているのか、乗客を呼び出すアナウンスが空港に響く。チェックインから５分ほどすると、自分の荷物がモニターに映し出され、無事に通過。保安検査及び出国手続へ。
アシアナ航空ラウンジはコンパクトで混雑
フライトの出発まではスターアライアンスゴールドのステイタスで、アシアナ航空のラウンジで過ごす。仁川国際空港と比較すれば、金浦国際空港は規模が小さいが、とはいえ、アシアナ航空のお膝元・韓国。少し期待したが、ラウンジはこじんまりとしていて、シャワーもないという。
夕食の時間帯に提供されていたラウンジ飯は、温かい食事としてチャーハンとハンバーグステーキ、ソーセージなど３種類。フードコーナーの一画にはカップラーメンが置かれ、多くのラウンジ利用者が手に取る。韓国らしい光景。
ラウンジに入室した際は、それほど利用客もいなかったが、フライトの時間が近づくにつれて満席に近い状態。ラウンジそのものが広くないので仕方ない。
食事はあまり好みのメニューではなかったので、お茶とお菓子だけ頂いて、出発まで過ごす。
ラウンジ内に様々なハイブランドの写真集が飾ってあったので、時間潰しに目を通そうと手に取ると、インテリアで本ではなかったというオチ。同じ思いをしたラウンジ利用客が他にもいるに違いない（笑）。
短距離フライトでエンタメ、特別機内食を楽しむ
午後７時20分、搭乗開始。エコノミー席は2－3－2列の配置で、ほぼ満席。関西国際空港 ~ 金浦国際空港までのアシアナ航空のフライトは閑古鳥が鳴いている状態だったのとは対照的。午後7時50分、飛行機がプッシュバックされ、出発に向けて滑走路を進んで行く。15分ほどして離陸。
短距離の国際線のエコノミークラス席だが、ANAの便ではシートにモニターが設置され、機内エンターテイメントサービスを利用することができる。
ビートルズのマネージャーの物語を描いた「Midas Man」を鑑賞。
20時30分過ぎに機内食のサービスの提供が始まる。今回は、胃にやさしい特別食を事前にオーダー。ANAの特別食は、種類が豊富で、様々な乗客の食事に対応しているのは評価できる。
特別食を注文すると、一般の機内食に先駆けて配膳されるが、座席の位置によっては飲み物の提供までかなり待たなければならないのが難点。
しかし、今回のNH868便に搭乗した際は、CAの方が特別食を配膳してくれた際に、飲み物の希望も聞いてくれ、すぐにドリンクも運ばれてきた。満席に近いエコノミークラスの状態で、このサービス。素晴らしいANAのクオリティ。
気になる胃に優しい特別食は、前菜がポテトサラダ、カマンベールチーズ。チーズの硬さは残念ながら好みではなかった。個人的にはもう少し柔らかいカマンベールが好み。メインはトマトソースをベースに、人参、ズッキーニ、大根に白身魚。海鮮のだしがトマトソースを引き立てていて、美味しく頂く。味も去ることながら胃にも優しいという機内食。フライトが続く旅程では、この特別食はありがたい。
２時間少しのフライトで、映画と機内食を楽しんでいると、あっと言う間に時間が過ぎ、定刻より少し早く、午後10時に羽田空港に到着。
ここからスウェーデンのストックホルムへの便に乗り換える。
ANA1,099マイルを獲得
今回のソウル・金浦国際空港から羽田までのエコノミークラス・Bクラスで獲得したマイルは758マイルに、ボーナスマイル341が加算され、合計1,099マイル。
プレミアムポイントは1,537ポイント付与。夢のマイルでのファーストクラスへの積み重ね。
