ブラジル・リオデジャネイロからフランス・パリまで向かう道中、ポルトガル・リスボンで乗り換えをした際に、TAP航空のラウンジを利用した話。
入国審査で呼び止められ時間ロス
早朝5時にリスボンに到着後、眠い体に活を入れて乗り継ぎのために空港内を歩く。次の便はリスボンからパリのEU圏内の移動となるため、このリスボンで入国審査を通過する必要がある。
入国審査の列に並ぼうと導線を進んでいくと、別室の前に立つおじさんと目が合ってしまい、部屋の中に来るように指示される。
行き先などを尋ねられた後、カバンの中身をチェックすると告げられる。キャリーケースとリュックの中身を隈無くチェックする係員。そんなに怪しく見えたのかな?当然ながら違法なものは何も所持していないので、検査は無事に終了。思わぬところで時間のロスだ。
なにせ次のパリ行きの便まで乗り継ぎ時間は3時間しかない。定刻通り30分前に搭乗が始まるとすると、実質は2時間30分しかないのだ。そんなタイトなスケジュールの時に限って、係員に呼び止められてしまった。
お決まり ラウンジに着いたらまずシャワー
ラウンジの案内表示に従ってエスカレーターを上っていく。リスボンはTAP航空の本拠地なので、この空港内では一番いいラウンジなはずだ。6年ほど前にも利用したことがあるが、あまり記憶に残っていないのは、ラウンジが案外しょぼかったからだろうか。
受付を通過すると、随所に緑があしらわれた空間が広がり、数年前の記憶がうっすらと蘇ってきた。しかし、そんな余韻に浸っている時間はない。なにせ乗り換えまでの時間は迫っているので、まずはラウンジ恒例のシャワータイム。
シャワー室のスペースはコンパクトな印象だが、荷台もあったので快適に使用することができた。今回は、リオデジャネイロからリスボンまではビジネスクラスを利用したので、夜はゆっくりと横になって休むことができたが、やはり朝にシャワーを浴びるだけでも体のむくみと疲れが幾分和らぐのを感じられる。
朝食メニューは甘党派
ラウンジを利用したのは丁度、朝ごはんの時間帯。パンや卵、ソーセージなどの定番メニューが並ぶが、9時間を超えるフライトの後のせいか、パンやスクランブルエッグよりもジャムやチョコレートケーキに手が伸びる。
ミニサイズのカステラやチョコレートケーキをいくつかピックアップしてコーヒーで朝ごはんを済ませる。ラウンジ内は、ブラジルのポルトガル語とポルトガルのポルトガル語が行き交う。そのアクセントの違いを聞き分けるのを楽しむ時間もなく、乗り継ぎ便の出発時間が近づく。
ゆっくりとくつろぐことはできなかったが、次の機会の訪問までにこのラウンジを記憶にしっかりととどめておこう。