暮らすように旅する旅シリーズはイギリス編に突入。ロンドンで欠かせないアクティビティの1つがミュージカル鑑賞。
今回の滞在中は「MJ The Musical」と「Back to the Future: The Musical」を選択。
マイケルの再来?圧巻のパフォーマンス

イギリス訪問時に必ず組み込むミュージカル鑑賞。
前回の訪問だった2023年は「オペラ座の怪人」と「Wicked」を楽しんだ。今回は、「MJ The Musical」と「Back to the Future: The Musical」を選択。ミュージカルチケットは London Theatre のサイトから購入。それぞれ38.9ポンド(=約8,050円)、28.4ポンド(5,875円)
マイケルジャクソンをモデルにしたミュージカルの「MJ The Musical」が今回のロンドン滞在中に最も観たかった演目。
世界で最も売れたアルバムは1982年に販売されたマイケルジャクソンの「スリラー」。世界の音楽シーンにおいて、今なお金字塔である。残念ながらリアルタイムでマイケル・ジャクソンの音楽に触れてきたわけではなく、どちらかと言えば、晩年のスキャンダルで話題になっていた時の方が記憶に残っている。
伝説のミュージシャンをいちミュージカル俳優が演じきれるのかという賛否両論はあるが、少なくともマイケル・ジャクソンの世界観を味わえる貴重な機会。
プリンス・エドワード劇場が会場となったミュージカルは平日の夜の部のチケットを購入したが、ほぼ満席。
主役はマイケルジャクソンになりきったパフォーマンス。この役を射止めるのに積み上げてきた努力に敬意を払いたい。それと同時に、この役で演者としてのマイケルジャクソンのイメージが固執してしまわないか、少し気になった。
劇場内のアイスも値上げ

ミュージカルの休憩時間の楽しみの1つであるアイスクリーム。イギリスに留学していた10年ほど前は、200円ほどで楽しむことができたのに、世界的なインフレはこのアイスクリームにも及ぶ。
なんとカップアイス1個で約800円。もはやミュージカルの休憩時間に気軽に手に取ることはできなくなる価格。インフレの恐ろしさ。
休憩を終えた後半のミュージカルのスタート直後、珍しいハプニング。休憩明けから再びミュージカルの世界に引き込まれようとしていたら、突如、舞台の幕が下り、役者が全員、舞台袖にはけていく。一瞬何が起きたのか理解できない。
観客席にざわめき声が響き渡り始める。演目が中断された理由を説明するアナウンスはなく、普段は観客が携帯でミュージカル中に写真撮影やビデオ撮影をしていないかチェックする係員も、事態が把握できておらず、観客からの問い合わせに返答できない状態が続く。
観客の中には、この中断も演出の一部なのかと考える人もいた。10分ほどで再び演目再開。ミュージカルの話の流れを遮らないようにするためなのか、特にアナウンスもなく、幕が開いたら、何事もなかったかのようにストーリーが展開されていく。
終盤にかけてマイケル・ジャクソンの歌の中で好きな曲の1つ「Black or White」が歌われて、テンションが上がる。
もちろんマイケル・ジャクソン本人のカリスマ性やスター性には及ばないとしても、それでも伝説のミュージシャンの面影に迫るかのようなパフォーマンスは圧巻だった。

ミュージカル終了後も、感動冷めやらない状態で帰途へ。
言葉の壁を感じさせない演目

ロンドン滞在中に観たかったもう一つの演目は、実は「となりのトトロ」だった。しかし、滞在中の公演スケジュールをチェックすると、端っこの通路側の席で一部舞台が見えにくい席など、あまりベスポジの席がなかったので、断念。
その代わりといってはなんだが、「Back to the Future: The Musical」のチケットが、一番奥に近い座席だったが、割安で購入できたので、もう1つの演目として楽しむ。

こちらもマイケル・ジャクソンの音楽と同様に、リアルタイムで映画を楽しんだ世代ではないが、それでも誰もが知っている名作がミュージカルで繰り広げられる。
「MJ The Musical」よりも、こちらの演目の方が、観客に若者、特に中高生とみられる世代が目立った。話の内容は映画を見たことがあったので、それほど難しくはない。事前に映画を見ていなくても、ストリートにはついていけるような印象。
また、もちろんミュージカルがすべて英語だが、それほど英語が理解できなくても、未来から過去へ、過去から未来へ戻るという基本のストーリーが明確なので、ミュージカルそのものを楽しめるだろう。
今回のロンドン滞在中に堪能した「MJ The Musical」と「Back to the Future: The Musical」の2本のミュージカル。いつもながらに、舞台に立つまでに努力をしてチャンスをつかんだ役者たちのこれまでの道のりに思いを馳せると、感動もひとしお。いつもながらに大満足に終わり、これからもイギリス訪問時には欠かせないアクティビティになるだろう。

