暮らすように旅するポルトガル#3 ポルトガルで感じるブラジル

ポルトガル

今回のポルトガル旅では、ブラジル人の友人宅にホームステイをさせてもらい、暮らすようにポルトガルに滞在しながらも、かつて暮らしたブラジルを感じさせるおもてなしを受けた。

パン・ジ・ケージョは不可欠

モチモチした食感がやみつきになるパン・ジ・ケージョ

ポルトガル旅を計画して、何気なくブラジルで働いていた時の同僚に連絡を取ると、姪っ子がリスボンに住んでいるという。その彼女とは、コロンビアで働いていた時に、一度会ったことがあり、是非再会しよう!とメッセージを送ると、ホームステイをオファーしてくれ、そのお言葉に甘える形となった。

こうして、ポルトガルに滞在中、リスボンでブラジルを感じる環境が整ったというわけだ。

ある日、リスボンのスーパーでブラジルのパンの代名詞と言っても過言ではないパン・ジ・ケージョを見つけて購入したものの、味も食感もイマイチ。冷めていたせいかと思い、電子レンジで温め直したが、変化は起きず。

その失望感を伝えると、お勧めのパン・ジ・ケージョがあると買ってきてくれた。ブラジル人がお墨付きを与えるくらいなので、味、食感とも申し分なし。このパンを頬張っている最中は、ブラジルに瞬間移動したかのような錯覚を味わえた。

カポエラ教室に体験入学

リスボンのカポエラ教室

ブラジルのスポーツと言えば、サッカーが真っ先に思い浮かぶかもしれないが、伝統的なスポーツとしてはカポエラだろう。

友人は少し前から自宅近くのカポエラ教室に通い出したということで、体験入学のような形で、1日だけ練習に参加させてもらう。

人生でカポエラをするのは3度目。絶望的な体の硬さはカポエラには不向きだが、独特のリズムが、ブラジルへの思いを掻き立ててくれる。

教室の講師及び生徒の大半はブラジル人ということで、話すポルトガル語もブラジル訛りで、ぐっと親近感が湧く。1日だけの体験入学にも関わらず、講師以外にも、生徒の中には積極的に技を教えてくれる方もいて、一見さんの身分が申し訳ないくらいな気持ちに。

カポエラを体験するたびに、毎日少しづつでもよいので、ストレッチをして体の柔軟性を上げないといけないと悟る。

リスボン滞在中もこうして、かつて暮らした大好きなブラジルを想起させてくれる食べ物やアクティビティで、暮らすように旅するポルトガルの時間がより一層充実したものとなる。

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