全日空ANA プレミアムエコノミー搭乗記 東京(羽田)~ ストックホルム (スウェーデン) / NH221

フライト

2025年からスタートしたANAの新規就航路線の1つ、ストックホルム。当初は、同じく新規就航路線のミラノからヨーロッパ旅をスタートさせようとしたが、リサーチを開始した時と比べて航空券の値段が上がっていたので、ストックホルム便に切り替える。丁度、元の同僚がストックホルムに在住ということで、友人訪問から旅を始めよう。

欧州便は長時間フライトとなるため、体への負担を軽減すべくプレミアムエコノミーを選択。料金を抑えるため、ソウル発の便でチケットを予約。ソウルから東京まで移動して、羽田で乗り継ぎ、ストックホルムまで向かう搭乗記。

ラウンジ内のシャワーは激選

羽田空港ANAラウンジ

ソウルから東京に付いた後、乗り継ぎ時間は2時間30分ほど。その搭乗記はこちら。

ソウルからの便は羽田空港の第2ターミナルに到着、ストックホルムへ向かう便は第3ターミナル出発ということで、まずはターミナル移動。

羽田からの便は午前0時30分発、ストックホルムには7時15分到着

あまり時間的な余裕のない乗り継ぎ時間内だが、帰国便の変更、ラウンジ飯を味わう、あわよくばシャワーを浴びるの3つの用事を済ませたい。

仕事の都合が変更になったので、帰国便の日程を先延ばししようと、ラウンジ内のデスクで相談。航空券自体は日程変更可能なタイプを購入していたが、変更にかかる手数料は何と50万円。いくらヨーロッパに予定より少し長く滞在できるようになるからといって、気軽に支払える金額ではない。一旦、予定の変更はあきらめる。

ラウンジ内のANAデスクは、フライトの変更などを直接取り扱えるわけではなく、別の部署に電話で連絡をしてもらう形となったため、思いの他、時間を要した。

明日の朝までシャワーを浴びれないので、ラウンジ内のシャワーを利用しようとしたが、オンラインからの予約制。ANAアプリでは搭乗1週間前から予約できるという。

残念ながら、搭乗時刻までに空いている枠はなく断念。海外の空港のラウンジではシャワーを利用する人は少ないので、ウォークインでもすんなりと利用できることもあるが、日本の空港ではそうはいなかないのが実情。

広々としたANAラウンジ

目論んでいた2つの用事が済まずに意気消沈気味になるが、ラウンジでひとまず一服。

夜も遅いので、あまりラウンジ飯に飛びつかないようにしたいところだが、麻婆豆腐だけ少し頂く。

快適なプレエコシートで熟睡

午前0時、優先搭乗がスタート。

今回のNH221便の使用機材はボーイング787 プレミアムエコノミー席は2-3-2の配席で、全14席が満席。進行方向に向かって右の窓側15Kを選択。

プレミアムエコノミー席

通常、長時間のフライトで窓際は選択しないが、プレミアムエコノミー席の最前列であれば、隣の乗客の方がお休みでも、起こさずに跨いでトイレへ向かうことができる。

12時30分にドアが閉まり、5分後にプッシュバック。12時50分に離陸。時間通りの素晴らしい運行。

日系の航空会社の機内空調温度の快適さ。暑すぎず、寒すぎず。さらに座り心地のよいプレミアムエコノミーシート。快適な空の旅になること間違いなし。

実際、日本時間の2時頃から眠りに落ち、7時間ほど就寝。2度寝と称してさらに2時間ほど眠る。横になって休めるビジネスクラスまではいかないが、プレミアムエコノミーでも十分、体を休めることができたうえ、足の浮腫みがほとんど発生していない。

深夜便は胃にやさしい特別機内食

1回目の夕食の機内食

今回のフライトは深夜便になるので、胃にやさしい機内特別食を事前にオーダー。1回目の機内食は離陸から30分ほど経った1時25分ごろに提供された。

メニューはお粥。この時間帯に食べる食事としては、あっさりとして、胃に負担をかけずに済むのでありがたい。

上述のように、この後、熟睡できなたのは、この消化のよい機内食のおかげだったかもしれない。

通常の機内食は親子丼だったので、この特別食の方が賢明な選択だった。

2回目の機内食

日本時間で午前11時過ぎ、2回目の機内食が提供される。配膳されたメニューをみて、まさにデジャヴ状態。

先日の成田~マレーシア・クアラルンプール便に搭乗した際に提供された胃に優しい機内特別食と同じメニュー。

旅によく出かけられるのはこの上ない喜びだが、機内食のメニューの変化を感じられないのは残念な一面。

メインのカボチャスープに鳥そぼろは、前回同様、好みの味。前菜のピューレは病院食の印象が拭えず。ゼリーの代わりに、ババロアやパンナコッタくらいの柔らかいデザートがあると、見栄えもよくなるだろう。

迂回ルートで14時間のフライト

ウクライナでの戦争の影響から、日本からヨーロッパへの便はロシア空域を迂回するルートを飛行する。

ANA飛行ルートマップでは、ストックホルムまでの道のりは、ロシア空域を通るルートが紹介されているが、2025年9月現在はこのルートでは飛行しない。

ロシア空域迂回ルートでのフライト

実際には、羽田から太平洋を越え、北極海を通過して北欧へと向かうルートが取られている。

このため、通常よりもフライト時間は長く、約14時間に及ぶ。

幸い、このフライトは天候が安定して大きな揺れはなく、予定到着時刻よりも早い午前6時38分にストックホルムのアーランダ空港に到着。着陸後、駐機スポットに入るまで時間を要したが、乗客は皆、着席のまま待機。素晴らしい規律の取れた機内。

ANAのストックホルム路線への初めての搭乗となったが、深夜便というのもあり、機内食を食べている時間以外は、ほぼ寝て過ごすことになった。

北欧は、これまでデンマーク、ノルウェー、アイスランドに旅行で訪れたが、西ヨーロッパ、イギリスを経由しての訪問だったので、どこか少し遠いヨーロッパという印象が残っていた。

しかし、この路線のおかげで、フランスやドイツのような西ヨーロッパと同様、北欧との心理的な距離感が縮まったような気がする。

ANA7,886マイル獲得

今回の羽田空港からストックホルム・アーランダ空港、ANAプレミアムエコノミーを利用して獲得したマイルは5,439マイル、ボーナス2,447マイルを足して、合計7,886マイル。

エコノミークラスよりもマイルがザクザクと貯まっていくような印象。マイルでファーストクラス搭乗にステップアップ。

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