海外旅行の際に気になるのが現地通貨の調達。日本円を空港の両替所で現地通貨に両替するか、海外キャッシングサービスを利用して現地のATMからお金を引き出すか。
そもそもヨーロッパでは日本よりはるかにキャッシュレス化が進んでおり、ほとんどの支払いをカードで済ませることができる。今回の10日間のスイス滞在では、現金が必要になったのはたったの一度だけ。
美術館のロッカーは硬貨が必須
親友に会うためのスイス旅行。チューリッヒ空港でピックアップをしてくれ、そのまま車で親友宅へ。
このため、空港に降り立った際は、スイスフランへの両替について毛頭なし。久しぶりに親友に再会することへの興奮で頭の中が一杯だった。
正直、頭の片隅にもし現金が必要になったら、親友に貸してもらおうという思惑もあった。
しかし、その思惑とは裏腹に、現金が必要になる機会はほとんど訪れず。レイルパスの購入から、バスの乗車、スーパーなどでの買い物、美術館の入場料などなど、すべてクレジットで支払いが済む。
唯一、現金が必要になったのはバーゼル自然史博物館での荷物を預けるコインロッカー。1スイスフランか1ユーロの硬貨が必要で、スイスフランは手元になかったものの、直前に訪れたポルトガル・スペインでの旅で使用したユーロの硬貨が財布に残っていたので、それを活用。事なきを得る。
結局、今回のスイス滞在で現金が必要になったのはこの瞬間のみで、あとはすべてカード払いで済ますことができた。
タッチ決済は端末の側面
カード払いとなると、タッチ決済を導入している店舗がほとんどなので、支払いはスムーズにいくかと思いきや、そうはいかず。

値段が表示され、タッチ決済をお願いすると、店員さんが「どうぞ」というので、端末にカードをかざすも一向に反応しない。
まさかカードが悪用されて使用停止になったのか。カード払いですべてを乗り切ろうと現金は手元に一切ないので、額に汗がにじんでしまう。
店員さんが何やら話しているが、マルチリンガルトラベラーとは言え、ドイツ語は全く理解できない。身振り手振りでカード端末の側面を指さしている。
すると見慣れたタッチ決済のマーク。もともとあったカード払い端末に後付けされたせいなのか、これまで側面についているのを見たことがなかったが、スイスではこの種の端末を見かけることが多かった。
所変われば、カードをかざす位置さえも変わってしまう。それでもタッチ決済が便利で支払いがスムーズなのは言うまでもない。
スイス旅行では現金は不要と言っても過言ではないが、カード払いにすべてを依存すると、カードの紛失、盗難、さらにはスキミングの被害でカード会社が利用停止をかけられた際に、何もできなくなってしまうことも想定される。
したがって、基本はカード払いで済ませる上で、旅行中の費用をある程度カバーできるような現金を持ち合わせていれば、快適なスイス旅を送れること間違いなし。
