2泊4日のシンガポール週末弾丸旅は最終日。時間は文字通りあっという間に過ぎていく。日本への帰国便は午後に出発なので、朝は少しのんびりして、マリーナベイサンズでの最後のひと時を楽しむ。
インフィニティプールともお別れ

マリーナベイサンズのインフィニティプールを楽しむという今旅の最大の目的も無事に果たすことができ、朝食前、インフィニティプールの最後の見納め。
シンガポールとはいえ、朝は少し肌寒さを感じるが、気温はなんのその、韓国人の女性グループがあれでもないこれでもないと、インスタ用なのか写真撮影で盛り上がっている。
流石に朝は、このグループ以外の利用客はおらず、静かにインフィニティプールを楽しみたい場合は、朝食前の時間に訪れるのも一手。
この先の人生で、再訪する機会があるかどうかは不明だが、長年思い続けた場所を訪れることができたのは幸運でしかない。そんな思いとともに、インフィニティプールに別れを告げる。
レストランRISEでブッフェ朝食

フライトの時間から逆算して、11時にはホテルを出発したいので、注文から配膳まで待つ必要ない、ブッフェ形式の朝食を提供する「Rise」を利用。
マリーナベイサンズホテルの朝食付き宿泊の場合、インフィニティプールの隣にあるレストラン「Spago」も利用可能。前日にSpagoで朝食を取った様子はこちら。
時間帯によっては、席に案内されるまで列で待たされることもあるので、早起きは三文の徳ではないが、Riseで朝食を食べる際は、早い時間帯の方が、並ばずにすぐに席に通してもらえる。

正直、あまりブッフェ形式は好みではないが、それでもフルーツからメインまで、充実したRiseの朝食メニューには満足。
マリーナベイサンズのロビーの吹き抜けの空間にレストランが位置しているので、自然光の灯りの中で、開放的な雰囲気で食事を味わえるのは、朝の清々しさを引き立ててくれる。

カプチーノにはマリーナベイサンズのホテルのデザインが施されたラテアート。ブッフェ形式の朝食ではせわしなさを感じることもあるが、このレストランは、最後のコーヒーまでゆっくりと過ごすことができた。
マリーナベイサンズの展望台へ

朝食後、荷物をまとめてチェックアウトまでホテルの部屋でのんびり過ごそうと思いきや、展望台に行ってみようと、突然アクティブになる家族。
次に来る機会があるかどうか分からないので、気持ちが乗っている間は、楽しめるものは楽しもう。
マリーナベイサンズの展望台は、インフィニティプールとは異なり、宿泊客以外でも訪れることができる。
チケットはオンラインで購入可能。料金は28シンガポールドル ~(=約3,200円/2025年9月現在)宿泊客は、部屋のカードキーを持参すれば無料で入場できる。
インフィニティプールと展望台は繋がっておらず、マリーナベイサンズのタワー3からエレベーターで上がる。高速エレベーターは、文字通り秒速で地上200メートルの高さまで一気に到達する。
気温が上昇する前の時間帯を利用しようという思惑からか、朝の早い時間帯だが、結構な数の訪問者。
インフィニティプールからの眺めを味わった後には、それほどの感動はないが、シンガポールの大都会の街並みの上を歩いているような感覚を味わえるのはユニークな体験。
前日の夜は、疲労のせいか気力がなかった家族も、思う存分、マリーナベイサンズでの最後の瞬間を楽しんだようだ。
コロナ禍前に計画したインフィニティプールを楽しむためのマリーナベイサンズ滞在。世界的なインフレと旅行需要で、ホテルの料金は年々高騰しているのが現状。開業当時は、珍しかった屋上でのインフィニティプールも、後に続けと様々なホテルで似たような体験ができるようになっている。
それでも何としてもマリーナベイサンズのインフィニティプール!という場合は、1泊だけホテルに滞在してプールを味わうというのも賢明な選択。シンガポールは日本から週末弾丸旅で訪れることもできるので、束の間のラグジュアリーな気分を味わいたい時の旅先の候補としてお勧め。
旅の振り返り
今回は2泊4日の週末弾丸旅で、それほど振り返るほどたくさんの出来事があったわけではない。マリーナベイサンズのインフィニティプール、マーライオン、TWGのアフターヌーンティー、10年ぶりの同級生との再会。欲張らずに、シンガポールで楽しみたいことを厳選していたので、結果的には弾丸旅でもスケジュールに追われることなく、のんびりとマリーナベイサンズのホテルで優雅に時間を過ごすことができた。
インフィニティプールは利用した一方、マリーナベイサンズのホテルのジムは場所が離れているので、エレベーターで上り下りしてまで行く気にはなれず、結局、滞在期間中、ジムを訪れることはなかった。
滞在のほとんどマリーナベイサンズのホテルを中心としてすごしたので、支払いはすべてクレジットカードで完結。現金が必要となった場面は一度もなかった。
同じように週末弾丸旅で、マリーナベイサンズのホテルのインフィニティプールを利用するだけの目的の旅の場合、空港などでシンガポールドルへの両替は不要といえるだろう。
ホテルからの移動は、すべてGrabのタクシーを利用。大人5人ということもあり、一人頭で計算すると、他の交通手段とも大差はなかったので、弾丸旅の時間を有効に使うためにも配車アプリを事前にダウンロードしておくと便利。
唯一の難点は、5人ということもあり、大型車の配車を選択し、メッセージでもその旨を事前に伝えても、大型車ではなく、4人までしか乗れない車が到着したこともあった。おまけに運転手があまり英語を話せず、5人は乗せられない!そんな人数で配車するなというような態度を取られてしまった。
何人かの運転手にこの点を尋ねたら、車の種類の希望を利用者は選択できるが、適当な車が配車できない場合は、異なる種類の車が配車されてしまうということだ。
シンガポールはあらゆるルールが厳しく、取り締まりも厳格なので仕方ない。一度だけ、近距離ということで、5人乗りのセダン車に運転手を含め6人乗車させてもらったこともあったが、配車の段階で、利用する人数、スーツケースの有無などを伝えておくと、タクシーの利用もスムーズにいくことを学んだ。
週末弾丸旅行中は大きなトラブルもなく、無事にコロナ禍以前からの夢だったマリーナベイサンズのホテルのインフィニティプールを訪れるという目的が達成された。