メキシコ~日本(成田)/全日空ビジネスクラス

フライト

コパ航空を利用してコロンビアからパナマを経由、メキシコまで到着した後は、一旦入国して全日空に乗り換え。14時間を超える全日空の最長路線のフライト。

マイレージ80,000マイルでビジネスクラス

今回は、貯まったマイレージでビジネスクラスを予約。3月末メキシコ発、ゴールデンウィーク前に成田発の時期で、特典航空券に必要だったのは8万マイル。税金等37,050円を別途支払い航空券を予約。搭乗日の3カ月前に特典航空券との交換の手続きを実施したが、まだまだコロナ禍の影響からか、空席を無事に確保することができた。

メキシコシティ空港ターミナル1 カートはどこに?

全日空はメキシコシティ空港のターミナル1から出発。コパ航空でパナマからメキシコに到着した際は、ターミナル2に到着したので空港内を走る列車でターミナル間を移動。

ターミナル2では荷物を運ぶカートがすぐに見つけられたのに、移動したターミナル1ではどこにも見当たらない。スーツケース3個とともにターミナル内を移動するのは至難の業。

空港職員に尋ねても、そのありかは分からずポーターなら呼んであげるとのことでチェックインカウンターまで運んでもらいチップを手渡す。労働に対する対価なので当然だが、ターミナル内にカートが見当たらないことはとっても不便。カートがきちんと配備されているターミナル2との格差。荷物が多い場合のターミナル1利用には注意が必要。

チェックインはスムーズ

成田までのフライトは深夜1時出発。チェックイン受付は22時から開始と空港職員に案内されたが、その前に手続きが始まっていた。乗客の多くが日本人とみられ、出発まで時間に余裕はまだまだ残されているが、すでに長蛇の列。PCR陰性証明やSMySOSアプリのチェックなどに普段より時間を取られるが、ANAの地上職員は丁寧に対応をしている印象を受けた。

深夜便のせいか、免税店の多くはすでにシャッターが下り、空港内は静まり返っていたため、そのままグランドラウンジエリートへ直行。

利用できる座席に制限を設けコロナ対策が取られていたが、ラウンジそのものがそれほど広くないため、少し窮屈な印象。簡単な軽食はバイキング形式になっていたが、食事や飲み物はスタッフがオーダーを取りに来てくれた。

トランジットだけのメキシコ滞在だったので、せめてラウンジでメキシコ料理だけでも楽しもう。少しメキシコ気分を味わいながら、フライトまでの時間を過ごす。

スタッガードシートは快適

メキシコ路線で採用されているスタッガードシートは欧州路線を中心に導入されているTHE Roomより見劣りするかもしれないが、14時間のフライトを快適にすごすには十分なスペース。

グローブトロッターのアメニティとスリッパ、ヘッドフォンが準備されている。ビジネスクラスの搭乗率は3割ほど。

右側を向いて寝るのが好きなので、横を向いたときに窓に面するように1Kの座席を予約。座席は通路側に面していないので、プライバシーもある程度確保される。

出発は午前1時。さすがに疲労感がぬぐえないので、離陸して間もなく睡眠。

ベジタリアンメニューにはがっかり

5時間ほど睡眠を取った後、食事の準備をしてくれた。事前に申し込みを済ませておいたベジタリアンメニュー。ベジタリアンではないが、旅の疲れからあまりがっつり食べられないかと思って注文したが、運ばれてきた食事は…。

残念な印象のベジタリアンメニュー

運ばれてきたのは、フルーツ、パン、クラッカーに加え、メインはマッシュルームのトマトソースかけにご飯。っえこれだけ?ビジネスクラスなので、一応それなりの器に盛られているが、個々の食事をみれば、物足りない。

他社のエアラインで、ベジタリアンやビーガンメニューを試したこともあったが、もっと内容が充実していた。ANAさん、ベジタリアンメニューにも力を入れて下さい。

健康面だけでなく、環境や食糧問題からもベジタリアンやビーガンが世界的な潮流にもなりつつあるのに、この食事内容ではちょっと物足りない。フルーツを除いて、メインの食事は、マッシュルーム、トマト、米の三品目しか使われていない。全くを持って期待外れだった。これなら和食を選択すべきだった。

いやもしかして、この後に何か色とりどりの野菜を使用した品が出てくるのかと期待したが、そんなことはなく、このプレートだけであっさりと食事終了。

映画は2.5本鑑賞

機内エンターテインメントは充実しており、映画は「ミラベルと魔法だらけの家(Encanto)」と「スペンサー ダイアナの決意」を鑑賞。

その間、さすがにあっさりとしたベジタリアンメニューで小腹が空いたので間食。

生ハム、エメンタールチーズとトマトのクロワッサン、ベジタリアンサンドイッチ、茅乃舎の野菜スープで小腹を満たす。

1本目の映画の後、2本目に移る前に、再び腹ごしらえ。浅蜊の炊き込みご飯とチーズ、再び茅乃舎の野菜スープ。CAさんが野菜スープをご飯にかけるても美味しく頂けるとのことで実践してみると、体にやさしい味で、ベジタブルメニューに失望させられた苦い思い出が消え去っていった。

邦画の「老後の資金がありません!」を観はじめたところで、急激な眠気に襲われ再び就寝。もはや昼寝なのか、夜寝なのか不明になってきたが、1時間ほど休む。

目を覚ますと着陸までの時間が迫り、CAさんから最後に和食の食事を提案されたので、お言葉に甘えていただく。

和食を選択すると、浜地と鶏の寄せ鍋風煮に小鉢と味噌汁、香の物が運ばれてきた。こちらもあっさりとした味付けで、全く重たくならない。

これなら、わざわざベジタリアンメニューを注文しなくても、和食で十分、体に負担をかけずに食事を楽しむことができた。

残念ながら老後の資金がありません!は最後まで観ることができずに、成田に到着。

ANA最長路線となるメキシコシティ~成田だったが、ビジネスクラスではゆっくりと休めたので、それほど長さは感じないフライトだった。ANAでベジタリアンメニューを事前に注文する場合は、あまり食事の内容に期待しないほうがいいかもしれない。

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