プーケット(タイ)~シンガポール/スクート航空(TR659)エコノミークラス

フライト

タイから日本までの帰路は、シンガポール経由のルート。2回目の搭乗となるシンガポールのLCC・スクート航空でまずはタイのプーケットからシンガポールまで搭乗する話。

スムーズなチェックイン

プーケット国際空港のチェックインカウンター

今回のフライトはスクートTR659、タイプーケット9時15分発、シンガポール12時20分着、機材はAirbusA320 neo

午前中のフライトのために早起きは堪えるが、プーケット国際空港に午前6時30分到着。優先搭乗などの特典はないため、チェックインのために長蛇の列を覚悟していたが、案外空いている。

オンラインチェック不可の表示

シンガポールからシンガポール航空に乗り換えるせいか、スクートのオンラインチェックインは手続きが出来ず。当然、事前に手続きを済ませた方が、空港での順番待ちの時間が短縮できるのだが、この日は、オンラインチェックイン済と未手続の列にはそれほど大きな差はなかった。

6時40分カウンターがオープンし、その10分後には荷物の預け入れが完了。なんとスムーズな滑り出し。

荷物は最終地の関空まで

荷物は最終目的地の関西国際空港まで運ばれる。シンガポールから関空まではシンガポール航空を利用するが、スクートは同じグループ会社なので、乗り継ぎ地のシンガポールで荷物をピックアップする必要がないのは便利。

強いていえば、シンガポールからスターアライアンスゴールド資格を利用して、荷物にプライオリティタグを付けてもらうようリクエストしたが、それはできないと却下。残念。

乗り継ぎ時間が1時間ほどなので、「transfer」のタグを付けておくから心配ないとチェックインカウンターの職員は説明してくれたが、それに加えて、関空に到着した際に、優先して荷物が出てくることを望んでいたが、その目論見は外れた。

LCCの搭乗開始時間は早めに設定

飛行機を間近に眺めながら搭乗

搭乗券には搭乗開始時刻が8時30分となっている。出発の45分前とは少し早く設定されているような気がしたが、スクートがLCCであることを忘れていた。

ボーディングブリッジを利用せず、バスで機体の傍まで移動して搭乗する形式。それゆえ、搭乗開始時刻が出発時刻よりかなり前もって設定されている。

この点をすっかり忘れてしまい、手元の残った最後の100バーツを使い切るために、売店を物色。搭乗ゲートに到着したのは8時45分過ぎ、すでに多くの乗客は移動バスに乗った後で、間もなくゲートが締まるというタイミング。危なかった。

このボーディングブリッジを使用しない搭乗には注意が必要なことに改めて気づかされた。

シンボルカラーの黄色が目立つ、スクートの機内

シンガポールでの乗り換え時間が1時間35分ほどなので、それを考慮してくれたのか、座席はかなり前方の通路側6D、ありがたい配慮。

座席は通路を挟んで3-3列の配席で、この日は8-9割の搭乗率といったところ。搭乗して着席するや、客室乗務員の方が食事について確認しに来てくれた。どうやら、この予約した航空券には食事は含まれているようだ。機内食が不要ならば準備しないという選択肢もあるようだが、スクートでの食事は試したことがなかったので、事前の注文通りに提供を依頼。

9時10分ドアが閉まり、定刻通り9時15分に機体が動き出す。乗り換え時間が短いので、定時運行を祈るのみ。

機内アナウンスで、機内で購入した飲食物以外、そとから持ち込んだものを機内で食べたり飲んだりしないように注意喚起。本当にそんなに厳しく制限しているものなのだろうか。

気になるLCCの機内食は?

事前にどの機内食を指定したのか覚えていなかったが、どうやら航空券を予約した際にビーガンメニューのカボチャシチューを注文していたようだ。

離陸から間もなく、9時45分に機内食が運ばれてくる。LCCなので、全員に提供する形ではなく、希望者はその場で購入する必要があり、早朝のせいか、搭乗客の多くは何も購入せずに機内で過ごしている。

このメインの機内食と飲み物、スナックで、機内で購入すると15シンガポールドル(=約1,740円)。

コンビニ弁当のような見た目の機内食

運ばれて来た機内食のフィルムをめくると、スパイシーなカレーのようにみえるが、これはカボチャのシチューなので、辛さは全くなく、かといってカボチャの甘味もなく、ちょっと味気ない印象すら受ける。今回は航空券に食事が含まれていたが、別途お金を払って食べたいかと言われると、答えはNoだろう。

使用するカトラリーはプラスチックで、欧州やオセアニアの航空会社では既に木製の代替え品が導入されていることを考慮すれば、環境への配慮もまだまだ改善の余地あり。

初めてのスクートでの機内食を体験できたのは貴重だったが、食事をしている乗客はほとんどいないので、その中で食事をするのはちょっと気を使ってしまう。今回は、通路側の席だったが、真ん中の座席で両サイド食事をしない乗客に挟まれていたら居心地がさらに悪いに違いない。

おまけに、食事をしている乗客が少数派なので、食事を終えても、なかなか客室乗務員がトレイを下げに来てくれないというのが難点。

ようやく食事のトレイが引き下げられたら、時を同じくして高度も徐々に下がり始め、着陸態勢に入る。スクートでは、シートベルトや座席のリクライニングを元の位置に戻すのを客室乗務員がチェックするのと同時に、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンをしている乗客に、着陸時はそれを外すように指示する。かなり厳しいチェック。万が一に備え、音楽などを聴いていては緊急の指示が聞えないので当然のことか。

12時10分、予定より10分早く到着。乗り換え時間がタイトなので、早く着くのはありがたい。10分後には機内から空港内へ移動完了。

今回はスクートで初めての機内食を体験した貴重なフライトとなった。

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