ニュージーランドハイキング・タスマン氷河

ニュージーランド

ニュージーランド旅の目的の1つであるハイキング。最初のコースとなったタスマン湖周辺では、氷河やニュージーランド最高峰のマウントクックのそびえ立つ姿が見渡せる。午後のひとときをハイキングをしながら楽しんだ話。

ハイキング大国・ニュージーランド

ハイキングコースには目的地までの距離と所要時間が記された案内板が整備されている

アオラキ/マウントクックに到着してゲストハウスでチェックインを済ませると、午前中は曇り空の冴えない空模様が、少しずつ回復して、午後にはハイキング日和の天気に。アオラキ方面のハイキングは所要時間を考慮して翌日に回し、午後の数時間で楽しめるタスマン氷河周辺のハイキングコースへ。

タスマン氷河の入り口付近に駐車場があり、そこまでは車で移動。駐車場からは、碧い湖、タスマン氷河、そしてタスマン川へとそれぞれハイキングコースが整備されている。太陽がようやく顔をのぞかせ、ハイキングのテンションも上がる。

まずはBlue Lakesを目指す。

ニュージーランドはハイキング大国でもあり、そのコースはよく整備され、各目的地までの距離と所要時間を表示する案内板が設置されている。Blue Lakesまでは300メートル、目安所要時間は7分となっており、あっという間に到着。

Blue Lakesという名前から青空のような真っ青の湖を想像していたが、どちらかと言えば緑に寄りの色彩。湖の背後にそびえる雪山とのコントラストが訪問者を魅了する。

ニュージーランド旅の初めてのハイキングは、順調な滑り出し。しかし、10分足らずで目的地までたどり着いたので、運動という面でのハイキングとしては少々物足りない。

アオラキ/マウントクックとご対面

中央のM字型をした山頂がアオラキ/マウントクック

続いてタスマン氷河ビューポイントに進む。傾斜のある上り坂が続くが、ハイキングコースとしてきちんと整備されているので、本格的なトレッキングシューズでなくてもスニーカーで十分対応できる難易度。

ビューポイントまで到達すると目の前に広がる光景に思わず息を吞む。幸運なことに空模様が随分と回復して、アオラキ/マウントクックのM字型にみえる特徴的な頂きがくっきりと姿を見せ、ニュージーランドの大自然に引き込まれる。

タスマン湖の水面に反射する稜線

日差しが照り付ける分、それほど肌寒さは感じられず、吸い込む空気が肺に取り込まれた際に少しひんやりとした感覚が体内に漂う程度。新鮮な空気と見事な風景に体が浄化されていく感覚すら覚える。

地球温暖化の影響が顕著

タスマン湖を漂う氷河

アオラキの山頂がきれいに見えたので大満足だったが、まだまだ時間にも余裕があり、天気もしばらく持ってくれそうなので、そのままタスマン川のハイキングコースに向かう。

丁度、タスマン湖とタスマン側の分岐点となるポイントからは、湖を漂流する氷河を間近に見ることができる。氷河が近いせいか、あるいは、少し雲がかかってきたせいか、体感温度が低くなる。

タスマン湖の奥に広がる氷河だが、地球温暖化の影響から随分とその面積が後退していっている様子が、過去の写真を展示した案内版からも見とれる。再訪の機会に恵まれた際には、今、目の前に広がる景色の色合いも違ったものになっているのかもしれない。

タスマン氷河の反対側へと流れるタスマン川

目に映る景色としての美しさは申し分ないが、地肌がむき出しになっていく山の裾野が視界に広がると、地球温暖化の抑制に向けて1人1人が何ができるのかを考えさせられる機会となった。

タスマン氷河周辺のハイキングは初心者でもOK

ハイキングコース

「氷河」と耳にすると、そのハイキングには重厚な装備と体力が求められるようなイメージを抱くかもしれないが、タスマン氷河周辺のハイキングに関しては、それぞれのポイントまでの距離はそれほど長くはなく、コースも整備されているため、体力に自信のない初心者でも問題はないだろう。写真を撮りながらゆっくり歩いたとしても2ー3時間もあれば、それぞれのポイントは周れる。

案内板の道順に従う限り、道順を失う可能性も低く、ジーンズにスニーカーといった軽装で散歩を楽しむ人の姿もちらほら。中には結婚式の記念撮影に、ウェディングドレスとタキシード姿でハイキングコースを歩く新郎新婦の姿も。

ただ、山の天気は変わりやすく、雨が降ると肌寒くなるので、最低限の準備は怠らないほうがよいだろう。

タスマン湖は天体観測にも最適

この日の夜は曇り空が広がっていたので、おとなしく早めに就寝。翌日は青空に恵まれ、その天気が夜まで続いたのでテカポ湖で楽しめなかった天体観測のリベンジ。同じゲストハウスに宿泊していたオランダ人と一緒に、タスマン湖まで向かう。

道中の夜空は、よく星が見えているなという程度の印象だったのに、タスマン湖に近づくにつれて星座版の中にワープしたかのように、360度どの方向にも星が輝く。残念ながら湖に星空は反射していなかったが、それでも圧巻の星空。流れ星も数個、目撃することができてラッキーな夜だったが、唯一の心残りは、オランダ人の一眼レフは調子がよくないのか、きれいに星空を写すことができなかった。写真をシェアしてもらおうしたが、あの美しい星空は記憶の中にとどめておこう。

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