5月29日に実施されたコロンビアの大統領選挙。ペトロ候補が40.34%、エルナンデス候補が28.17%の得票率をそれぞれ獲得し、6月19日の決選投票に挑むことになった。両候補の政治的な立場や、新大統領によるコロンビアの政策などの議論についてはここでは差し控え、選挙当日の街の様子をレポートする。
朝から投票の大行列

投票権はないので、いつもの日曜日と同じくランニングに出かける。いつもは静かな早朝の光景なはずが、金曜の夕方のような車の往来。
自宅から2本通りを進んだ先に投票所が設置され、その通りに続く道路は規制線が張られ、歩行者以外の進入をブロック。
投票所周りだけでなく、普段は静かな週末のランニングコースも投票に向かう人たちの動きが、ランナーよりも多い。市役所近くの投票所には有権者の長蛇の列。
まだ8時前なのに、さすが早起き国民のコロンビア人、投票所に来るのも早い。職場の同僚は、混雑を避けるために早朝に投票に行くと言っていたが、早朝でもすでにこの混雑。
投票日は酒類販売禁止

ランニング帰りに水を買うためにスーパーに立ち寄ると、ビールをはじめとするアルコール売り場には大きくLey Seca (禁酒法)と書かかれたバツマーク。
飲食店でも酒類の提供が禁止されるため、投票帰りにバーなどでアルコールを片手に、これからの国の将来について仲間と語ることはできない。
自宅周辺の人の流れはお祭り状態だったが、特に混乱もなく終了。決選投票日も無事に済むように祈るのみ。