コロンビアの物価

コロンビア
新鮮野菜や果物が並ぶスーパー

現地の物価を肌感覚で知るにはスーパーで買い物するのが一番だろう。一口にスーパーといっても成城石井や明治屋、いかりスーパーのようなハイエンドから1円セールでお馴染みの玉手などランク付けがあるように、どこの国にも居住する地区ごとに各スーパーが展開されている。到着して間もない時期は、スーパーのランク付けまでに精通することはできないので、ひとまずは一番近いところで買い物を済ませてみる。

どの国に住んでも、あるいは旅行しても初めてスーパーを訪れるのは遠足のようにワクワクするものだ。買い物リストを手にあれもこれも買わないといけないと店内を無駄なく駆け回る日常の一コマになるまでは。

■ニンニク1個21円 生鮮食品は破格の値段

熱帯の国だけあって、生成食品コーナーにはマンゴーやパパイア、バナナなどトロピカルな果物が並ぶ。野菜も果物も量り売り。傷んでいない新鮮そうなものを丁寧に選んでいく。一つ一つ値段を確認するより、初めての買い物では、いつも買うもの、試したいものを値段なんか気にせずにどんどんカゴに詰めていこう。後ほど、それぞれの値段を確認しながら、コロンビアで高いもの安いものをカテゴリー化して、食生活を決めていくのだ。

合計14万1,996ペソ。ゼロが多い通貨の問題点。ものすごい散財をした気分に苛まれる。しかしここは冷静に為替レートと向き合う。1コロンビアペソ=0.029円。ちょっとわかりにくいので、100円=3,475ペソと置き換えたほうがよさそうだ。よって今回の買い物は約4000円。

さて、それぞれ一体いくら位するのか。レシートで値段を確かめると…。ニンニク1個731ペソ=約21円。安っ。ほぼタダ同然。惜しげもなくペペロンチーノにたくさん使えそうだ。バナナ4本で704ペソ=約20円、レモン1個471ペソ=約13円。なんだ?この安さ。天国ではないかコロンビア。しかし、こんなに果物や野菜が安いのになぜ合計金額が4000円にも達したのだろうか。謎が残る。

■加工食品はお高め

 意外に高くついた商品

レシートとにらめっこすると、明らかに桁違いの商品たちがいくつか並ぶ。サラダに欠かせないオリーブオイル(750ml)2万7,800ペソ=約800円。ギリシャヨーグルト4個1万3,800ペソ=約400円。生鮮食品以外は結構お値段がする。おいしそうに見えたのでついつい手にしたゴマのクッキーに至っては1万5,500ペソ=約445円。これは結構していたな。値段を気にしない買い物第1回目の勢いのおかげで買えた商品だ。予想通り果物は割安なので、朝食のフルーツには事欠かなそうだ。あとは、生鮮食品以外の物価を徐々に分析しながら、コロンビアでの食生活を組み立てていこう。

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