コロンビアでオーガニック生活

生活

オーガニック製品を好んで購入するようになったのは、イギリスに住んでいた頃からだった。環境にも体にも優しいオーガニック製品の存在はそれまでにも知ってはいたが、日本では一般的な製品とオーガニックとの価格差が相対的に大きく、気軽に手が伸ばせるものではなかったし、一般的なスーパーではまだまだオーガニックの製品を目にする機会もそれほど多くはなかった。

食べ物がまずいことで悪名高いイギリスだが、スーパーでの生鮮食品の品揃えは決して見劣りするというわけではない。おまけに、住んでいた当時はまだEU加盟国ということもあり、EU域内から様々な製品がお手頃価格で輸入され店頭に並んでいた。

そして目に付いたのが、オーガニック商品の多さ。一般的なじゃがいものすぐ隣にオーガニックのじゃがいも、同じくバナナの横にはオーガニックバナナというように。オーガニック製品コーナーを特別に設けるのではなく、商品の一部としてかなり浸透しているような印象を受けた。

さらに、その価格差にも驚かされた。もちろんオーガニック製品の方が通常製品よりも高いのだが、日本のように2倍や3倍、あるいはそれ以上の値が張るということは稀で、製品によっては2,3割増しでオーガニック製品が購入できるのだ。

日本では高嶺の花だったオーガニック製品が手軽に購入できるということもあり、イギリス在住時は、サラダなどで生のままで食べる野菜は基本的にオーガニックの商品を選ぶようになった。

オーガニックの野菜を購入するようになって気が付いたのは、環境や体に優しいというだけではなく、味にも微妙な違いがあるということだ。特にニンジンとトマトは、オーガニック製品の方が、しっかりとした味わいが感じられたため、迷わずオーガニックのものを選択するようになった。

コロンビアはオーガニック先進国?

スーパーのオーガニック野菜コーナー

コロンビアのスーパーにもオーガニックコーナーが設けられ、野菜や果物などの生鮮食品に加え、調味料などもオーガニック製品が並ぶ。当然ながら通常の製品よりはお値段が張るが、種類の豊富さは目を見張る。案外、オーガニック先進国なのかもしれない。

トマト、ニンジン、ナス、ズッキーニ、サヤエンドウ、ラディッシュ、ビーツ、卵など普段よく食べる野菜はほとんどスーパーのオーガニック売り場で手に入る。コロンビアに来てからはしばらく、スーパーでオーガニック商品を購入していた。

アパートが決まったあとは、スーパーまでの道のりが少し遠くなってしまい、何回かはタクシーを駆使して買い物に出かけていたが、段々と億劫になってしまった。

オーガニック青空市場

もっと近くに別の選択肢がないかネットで検索してみると、近くの公園で毎週土曜日にオーガニックに青空市場が開催されていることが判明。家から歩いて5分もかからない距離。

初めての買い物は期待でワクワクする気持ちを抑えるのが大変だった。テントが5つほど並べられた小さな青空市場だが、野菜のほか、パンや調味料、自然コスメを販売している。

1つ1つの値段を確認したわけではないが、生産者からの直売のようで、仲買のマージンがない分、値段も安い。

スーパーでは1週間分の買い物が5,000円前後していたが、この青空市場を利用するようになってからは3000円ほどで済むようになった。

それぞれの商品の味は申し分なく、ビーツや卵、トマトが特にお気に入りだ。朝8時から市場は開いているが、コロンビア人、週末も朝早いので、9時までには行かないと、一部商品は売り切れているということがしばし。とくに、ミニトマト、卵あたりは競争率が高い。

1週間分の食料 冷凍の魚 (右下) は鱒

家からも近く、さらにお値段もお買い得ともなると、この青空市場の存在は欠かせない。こうして気軽にオーガニックの製品を取り入れることができるようになると、今後、別の場所で暮らす際には、オーガニック市場へのアクセスというもの重要な要素になるだろう。

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