クロアチア~モンテネグロ陸路移動

モンテネグロのヘルツェグ・ノビで休暇を過ごすべく、クロアチアのドゥブロブニク空港に到着。事前に2国間の国境超えについてリサーチをしていたものの、飛行機の到着が遅れ、思惑が崩れる。

ドゥブロブニクからヘルツェグ・ノビ、その復路となるヘルツェグ・ノビからドゥブロブニクのタクシーでの国境越えについてレポートする。

バス移動 or タクシー

ドゥブロブニク空港の観光案内所でバスの情報について確認。すでに19時近い時間になっていたが、まだバスは運行されている模様。しかし、オンラインで購入できるチケットはすべて完売となっており、バスターミナルで購入できる可能性が残っているが、確約はできないということだ。クロアチア人の担当の青年はとても親切に対応してくれた。

バスでドゥブロブニクからヘルツェグ・ノビまで向かうと運賃は約20ユーロ。しかし、バスが出発するターミナルまで空港からタクシーで向かうと約40ユーロかかりる一方、ヘルツェグ・ノビまで直接タクシーで向かうと80ユーロ+α 渋滞状況によって運賃が上乗せされるようだ。

バスターミナルまで向かってもチケットを購入できる保証はない上、タクシー+バスとタクシーだけの移動の料金差が20ユーロほどであれば、時間の節約という観点から、タクシーだけの移動に決定。

タクシーのぼったくりに警戒

空港内のタクシーカウンターで行き先を告げると、いいドライバーを紹介してやろうと、おじさんに連れられ空港外のエリアへ。ちょっぴり怪しい雰囲気に。空港前で待機するドライバーに引き合わせられ、値段交渉。ベースは80ユーロだが、夏のバカンス時期で国境が混雑しているため、運賃は90ユーロほどになるとのことだった。

バスを利用する選択肢は頭から消去されていたので、あとはこの90ユーロの料金を吹っ掛けられないように祈るのみだった。

クロアチア人の運転手は観光で日本を訪問したこともあり、親切に対応してくれたが、内心まだまだ気を抜いていてはぼられるかもしれないという警戒感が抜けなかった。

グーグルアースのようなアプリで国境の混雑具合をチェックし、大きな国境ではなく、小さな国境を通る選択をしたようだ。山間部の小道を走行していく途中、どこまで連れていかれるのか不安に駆られる。その緊張とは裏腹に、アドリア海の美しい景色が目の前に広がる。

クロアチア側のが見えてきたポイントで料金支払い カード端末があったのでクレジットカード払い。ユーロとCroatia通貨・クーナの為替レートを大雑把に見積もっているため、少々、予定より高く請求されたが、ぼったっくりとまでは到底言えないレベルなので、混雑を回避してスムーズにモンテネグロに入国できるための料金として受け入れる。ちなみに料金は750クーナ(=99ユーロ)。

陸路の国境の入国手続きはスムーズ

モンテネグロへの国境

90年代のバルカン半島の紛争を思い出すと、隣国同士まだまだ仲違いで緊張状態にあるのではないかと想像し、陸路での国境越えにも緊張が走る。しかし、そんな心配をよそに手続きは思いのほかスムーズ。クロアチア側の国境にてタクシーの運転手のパスポートと共に出国の手続き。質問をされることもなく、スタンプを押され終了。

モンテネグロ側の国境までは少し距離があり、タクシーの運転手が「ここはまさにNo man’s land」と興奮気味に説明してくれた。

数分ほど車を走らせると、モンテネグロ側の国境に到着。クロアチアの国境コントロール同様、スムーズに手続きが進むと期待していたが、なにやら運転手と入国管理の係員が言葉を交している。会話の内容が全く想像できない。

そうこうしているうちに係員が運転手にお金を渡す。一体何が行われているのか?

運転手によると、どうやらタバコのおつかいを頼まれたそうだ。モンテネグロ人はlaid backなところがあるんだと運転手は苦笑いしていた。陸続きのお隣同士の国だけど、国民性はずいぶんと異なるようだ。タバコのおつかいはさておき、無事にモンテネグロ入国。海沿いに広がる街並み、一気にリゾート感が増していく。

モンテネグロ~クロアチア陸路移動

モンテネグロでのビーチバカンスを終える前日、再びクロアチアのドゥブロブニク空港に向かうための移動手段の準備に取り掛かる。

まずは手っ取り早く、タクシー乗り場で客待ちをしている運転手と交渉。何人かと話してみたが、この時期はバカンス休暇で国境の検問所の渋滞がひどいようで、誰もクロアチアまで連れて行ってくれそうにない。

散歩がてらにバス停まで辿り着いたので、料金と運行時刻をチェック。お値段は20ユーロほどと割安だが、ドゥブロブニクのバスターミナルから空港までの移動手段も考えねばならない。往路はタクシーでやってきたため、バス移動の労力に気が萎える。

色々考えを巡らせるが解決には至らず、ツーリストインフォメーションに。いまや旅先でもグーグルで何でも検索できるので、あまり利用する機会はなくなったが、こういうときはローカル情報に詳しい窓口は強い味方になるはず。

その期待通り、旅行代理店でタクシーを手配しているとの情報を得て、近くの営業所へ。

モンテネグロ(ヘルツェグ・ノビ)~クロアチア(ドゥブロブニク)まで50ユーロ 

タクシーを手配してくれた旅行代理店

旅行代理店では話がスムーズに進み、翌日のタクシーを手配してくれ、料金は50ユーロ。ドゥブロブニク空港からヘルツェグ・ノビまでは100ユーロ近くかかったことを考えれば、ほぼ半額。もう、バスの選択肢は頭から削除される。

当日の混雑状況によって、運転手が大きい国境か小さい国境のどちらかを選択するか決めることになるが、いずれにしてもフライト出発時刻の4時間前に出発した方がよいというアドバイスを受け、さらに余裕を持たせてフライトの5時間前にタクシーのお迎えを手配してもらう。

ここまで手続きはスムーズだったのに、支払いは現金のみということで手持ちのお金がなかったので宿まで戻る羽目になったが、無事にタクシーの手配が前日までに完了。

国境の混雑は想像以上、裏の手は?

復路のモンテネウロ国境越え

出発の朝、約束の時間から10分ほど遅れてタクシーが到着。時間にはまだまだ余裕を持たせているので、10分少々の遅れは気にしない。

出発時に運転手にどちらの国境を選択するか尋ねたが、まだ決めていないということだった。運転中も、ドライバー仲間と混雑状況をシェアして、情報をアップデートしているようだ。

渋滞につかまりフライトを逃すのは最も避けたい事態だが、ドゥブロブニク空港発は15時05分。この運転手も12時にドゥブロブニク空港で新たな客を送迎する仕事があるようで、空港まで早く到着したいという思惑は一致していた。

スムーズに順路を進みながら、運転手は小さな方の国境を通ることを選択したようだ。

国境を越えてからスムーズに進んだのも束の間

モンテネグロ側のイミグレーションまでは渋滞もなくスイスイと進んだものの、出国のスタンプをパスポートに押してもらい、No man’s landを進むと間もなく渋滞に捕まる。クロアチア側の国境チェックポイントまでまだまだ先が長いはずなのに。時刻は10時40分。まだまだ焦る必要はないが、運転手の方が12時に空港に到着しないといけないので慌て始める。色んなところに電話して情報を収集していたかと思ったら、対抗車線に車を移動させ逆走。正気か?と思ったら、どうやら順番抜かしを試みているようだ。

国境を越えて間もなく渋滞に捕まる

30台ほどの車の順番を抜かしたところで、渋滞する車間のスペースに割り込む。このスペースこそ、運転手の仲間が空けておいてくれたもので、これを確認するために、いろいろ電話で情報交換のやりとりをしていたという。

対抗車線を走らせ、順番抜かしをするというモラルに反する行為ではあったが、車1台が国境を通過するのに、2-3分ほどの所要時間がかかっていたので、1時間近く待ち時間を短縮できたのは事実。

タクシーを乗り捨てて歩いて越境を試みる旅人たち

この日は、小さい国境の混雑も激しく、中には待っている間にタクシーを乗り捨てて国境までリックを担いで歩き出す旅人の姿も。国境を超えたポイントで別のタクシーに乗り換えようとしている模様。

罪悪感に苛まれながらも、待ち時間が短縮されたことで11時50分ドゥブロブニク空港に無事到着。運転手は次の仕事の送迎が12時だったので安堵の表情を見せていた。料金は事前に旅行代理店で支払いを済ませていたでので特に清算の必要もなし。

夏のバカンスシーズンはクロアチアとモンテネグロの陸路の国境越えには、大渋滞が発生するので、早めに出発することが求められる。また、タクシーは料金が当然ながらバスより割高になるが、通過する国境を混雑状況に応じて変更するので臨機応変に対応できる観点からもお勧め。

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