フランス・パリから台北に向かう際にシャルルドゴール空港のエアフランスラウンジを利用したときの話。
スターアライアンス加盟航空会社もOK
今回はスターアライアンス加盟の台湾のEVA航空を利用した旅だったが、スカイチームのエアフランスのラウンジを利用できるということで、チェックインの際にラウンジ利用券を手渡された。アライアンスが違う航空会社のラウンジを利用できるのはなかなか融通の利いたサービスで、しかもシャルルドゴール空港はエアフランスのお膝元ということもあり期待が一層高まる。
CLARINSの無料エステ付きラウンジ
ラウンジは白を基調とした空間のため明るい上、さすがエアフランスのラウンジと思わせる洗練された空間。
早朝にホテルを出発した際、肌寒さを感じたのでシャワーで体を温めよう。シャワー室の利用希望を伝えると、どうやら満室のようで、呼び出しベルのシステムはなく、空きができるまでシャワー室付近で待つのみ。前に1名待っている方がいたので、その近くの椅子に腰かけて待機。室内の雰囲気はラウンジに入った瞬間にテンションが上がったが、シャワーの待合システムは意外にアナログ。それでも20分ほどで順番が回ってきたので、長時間待つ必要はなかった。
シャワー室はシンプルで、無駄のないデザインの空間だが、荷物や着替えを置くスペースが十分に確保されているのはユーザーフレンドリー。フランスということもあり、ラウンジのシャワー室で使われているアメニティは、ボディソープ、シャンプーともにCLARINSということで、ちょっと贅沢な気分になる。
しかし、贅沢な気分にさせてくれるのはこれだけではない。なんと、このラウンジではCLARINSのエステが20分無料で受けられるサービスまで提供している。さすが、おフランスといったところ。
こちらはシャワー室と違って順番待ちのために並ぶのではなく、リストに名前を書くシステム。残念ながら、飛行機の出発時間までに順番は回ってこないくらい、予約で埋まっていたので、今回は利用できず。トランジット時間が長く余裕がある場合は、是非利用してみたいサービス。
朝食はパンの種類が豊富
シャワーで体を温めた後は朝食。何も食べずにホテルをチェックアウトして空港に来たので、おなかも空いている。そしてその食欲を掻き立てるようなパンの香り。丁度、午前中のフライトということもあり、提供されているメニューは朝ごはん。ラウンジとは言えちょっとしたパン屋のようにパンの種類が充実している。バリエーションだけでなく、もちろんそのお味も、よそのラウンジで提供される味気ないパンとは一線を画す。パン好きにはたまらない。
いくらでもパンを食べたい衝動に駆られながらも、朝ということもあり胃に納められる量は限られている。それでも、優雅な朝食の時間を楽しめた。洗練された空間、エステサービス、美味しい食事、申し分ないエアフランスのラウンジ。
食事も済み出発までくつろごうと思っていると、ラウンジ内の奥にソファが並べられた空間を発見。憎いほど充実しているこのラウンジ。
さすがエアフランスの拠点であるシャルルドゴール空港のラウンジというだけあって、期待を裏切らず飛行機の出発までの時間が至福のひとときに感じられる空間。このようなハイクオリティのサービスを提供してくれるラウンジなら、搭乗までの待ち時間も全く苦にならず、むしろ少しでも長くラウンジに留まりたいとさえ思わせてくれる。