イギリスで何を食べる?

イギリス

旅先での楽しみの1つは食事。しかし、残念なことにイギリスはご飯がおいしくないことで悪名高い。とはいえ、かつて住んでいた場所なので、旅行中に久しぶりに食べたくなったものや、イギリスならではの食事など、今回はグルメまつわる話。

美味ではないけどやっぱり定番のイギリス料理

イングリッシュ・ブレックファスト

イギリス料理の定番としてまず外せないのはイングリッシュ・ブレックファスト。初めて渡英したときは、これを食べるのを楽しみにしていたのに、どこのイングリッシュ・ブレックファストを食べても美味しいという記憶は全く残らず、朝食からヘビーという印象のみ。とはいえ、せっかくイギリスに戻って来たのだから、ずべこべ言わず1度だけイングリッシュ・ブレックファストで朝を迎える。でもやっぱり胃もたれしそうなボリューム。

フィッシュアンドチップス

次に外せないといえばフィッシュアンドチップス。お店によっては美味しくいただけるのだが、なんといってもこの量。半分くらいまでは、揚げ物のボリュームに、イギリスに居る事を感じさせてくれるが、残りの半分を過ぎるころには、注文したことを後悔し始めるのがオチ。それでも、なんとか今回も残さず平らげることができ、まだまだ胃袋の衰えを感じさせられずに済んだ。

エスニック料理で世界中を旅した気分に

イギリス料理はお世辞にもおいしいとは言えないのだが、それでもイギリスには世界中からチャンスを求めて移民がやってくる。国際色豊かなイギリスでは、本家のイギリス料理に固執することなく、さまざまな国の料理が本場の味さながらに楽しめるのも魅力。

パレスチナ料理

今回のイギリス滞在中、久しぶりに再会した友人が連れて行ってくれたレストランはパレスチナ料理。メニューを見ても全く想像ができないので注文はすべて友人任せ。煮込まれたラム肉とご飯の相性は抜群。イギリスは意外とラム肉はよくスーパーでも見かけるし、臭みもあまりなく、中東に旅した気分に。

ベトナム料理

海外で食事に困ったらとりあえず中華!ではなくお薦めなのがベトナム料理。久しぶりにイギリスに戻ってきたら、ネイルサロンで働くベトナム人と思しき人たちが増えているせいか、ベトナム料理レストランも以前よりは目につくようになった気がする。イングリッシュ・ブレックファスト、フィッシュアンドチップスと脂っこいイギリス料理に胃が疲れた日には、フォーの優しい味で胃を労わる。

ファーストフードも外せない?

時間がない時にさっと済ませられるファースト・フードは旅人の強い味方。ロンドンでのミュージカル鑑賞までの時間が迫っていたので友人に連れられ「Five Guys」に。ハンバーガーもチップスも小さいサイズを頼んだけれど、前者はそれだけでお腹が一杯になってしまう大きさで、後者のチップスに至っては、紙コップで量を測って提供するはずだろうが、袋に溢れかえっている。一番小さいサイズとは言え、2つも頼むべきではなく1つをシェアすべきだった。2人で30.15ポンドと5000円を超える全然ファーストフードらしくないお値段。バーガーは特筆すべき点はなかったが、チップスはジャガイモの皮付きで提供されており、美味しかったが、いかんせんその量にギブアップ。

スーパーの食材は?

外食も去ることながら、時にはスーパーで食材を調達して宿のキッチンで料理をしたくもなる。まず欠かせないのがサーモン。日本ではあまりお目にかからないスコットランド産。今回の滞在中も、スモークサーモンに刺身、ソテー用とサーモン三昧。

ラズベリーもイギリスらしさを感じさせてくれるフルーツ。マスカットは、日本ではお値段が張る果物だが、イギリスではお手頃に買える。

旅のマジックなのか、イギリスの魅力なのかは分からないが、普段は絶対食べないポテトチップスも、イギリスでのTyrrellsだけは何故か別格。ついつい手が伸びて購入してしまう。

物価が高いイギリスだが、スーパーでサンドウィッチ、ドリンク、スナックの3点セットを購入すると、ディスカウントされるのが魅力。ラップ、スムージー、スイスチョコレートと本来なら6.55ポンドの軽食が、半額近い3.05ポンド割り引かれて3.5ポンドととってもリーズナブル。食費を節約したい旅人には強い味方のセット割引。

まずいイギリス料理のイメージは一向に変わらないが、それでもエスニック料理やスーパーの食材などをうまく取り入れれば、イギリスでの食事も楽しめる。

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